欧州トヨタは23日、『カローラ』の2010年モデルを発表した。内外装のリニューアルでスポーツ度がアップ。エンジンの環境性能も引き上げられた。
欧州向けのカローラは、日本仕様とは異なり、北米仕様がベース。2009年は、欧州で6万2000台をセールスしている。
2010年モデルは、外観をリニューアル。前後バンパー、グリル、ヘッドランプ、テールランプ、リアナンバープレートガーニッシュを変更して、ダイナミックさを強調する。ドアミラーにウインカーが組み込まれたのも新しい。
インテリアは、フラットボトムステアリングホイールの採用がニュース。メーターの色はアンバーからホワイトに変更し、インパネやドアハンドル、センターコンソールには、光沢シルバーコート加工が施された。内装色はダークグレーとライトグレーの2色。中上級グレードはシート生地をグレードアップし、オプションでアルカンターラも選択できる。
エンジンはすべて直列4気筒。クラストップレベルの出力と環境性能の両立を図る「トヨタオプティマルドライブ」思想が導入された。ガソリンが1.33リットル「デュアルVVT‐i」と1.6リットル「バルブマチック」。ディーゼルが1.4リットルと2.0リットルで、どちらも「D-4D」だ。
排出ガス性能は、全エンジンがユーロ5基準を満たし、CO2排出量はアイドリングストップ機能付きの1.33リットルガソリンが133g/km、1.4リットルディーゼルが125g/kmと、クラストップレベルを標榜する。
カローラの2010年モデルは、5月から欧州各国で販売開始。同じくマイナーチェンジを受けた『オーリス』とともに、トヨタは欧州Cセグメントでの攻勢を強めていく。