日本鉄鋼連盟が発表した3月の鉄鋼生産概況によると、粗鋼生産量は前年同月比62.8%増の934万1000tとなり、5か月連続でプラスとなった。自動車や電機向けが回復してきたため。
炉別生産では、転炉鋼が同66.0%増の739万1000t、電炉鋼が同51.5%増の194万9000tとなり、転炉鋼が5か月連続、電炉鋼は4か月連続でそれぞれ増加した。
鋼種別生産では、普通鋼が721万8000tで同49.3%増、特殊鋼が212万3000tと同約2.4倍。銑鉄生産は701万3000tで同52.6%増加となり、5か月連続で前年を上回った。熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)は872万2000tと同67.3%増と、4か月連続でプラスとなった。