GM、ヤトロファをバイオエネルギーとして活用へ

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  • シカゴモータショーに出展されたV8ターボディーゼルエンジン。バイオ燃料にももちろん対応する

ゼネラルモーターズ(GM)は7日、バイオエネルギー作物としてのヤトロファの可能性を検証するため、米エネルギー省と5年間のパートナーシップを締結したと発表した。

ヤトロファまたはジャトロファはこれまで、雑草とみなされていたが、ヤトロファが生成する油はバイオディーゼルに精製することができる。プロジェクトでは、ヤトロファがバイオディーゼルに変換して大量の油を生成することを実証するとともに、収穫量が多く、霜に強く、北米のような温暖な気候で育つ新たな品種を開発する。干ばつに強く、食用でないヤトロファは、耕作限界地でも最低限の手間だけで商用栽培することが可能。

2つのヤトロファ農場を、GMのインド自動車製造工場に近い2つの土地に建設する。これらの農場では、選抜育種法、マーカー利用選抜法によって実験用に最適化したヤトロファの品種を育てる。米エネルギー省とGMの共同資金により、インドを拠点とする塩・海洋化学中央研究所が農場全てを運営する。同施設はインド政府インド科学技術省の科学・工業研究評議会に属する。

環境的な影響を調査するために、肥料を原料から生産するところからヤトロファの実の収穫に至るまで、完全なライフサイクル分析を行う。

《レスポンス編集部》

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