[日産デザイン]Project Imagination Factory

自動車 ビジネス 企業動向
日産デザインセンター(厚木)
  • 日産デザインセンター(厚木)
  • 日産デザインセンター(厚木)エントランス
  • 日産デザインセンター(厚木)
  • 日産デザインセンター(厚木)パワーウォールシステム
  • 日産デザインセンタースタジオ
  • 日産デザインセンター(厚木)
  • キューブ
  • デジタルモデリングの画面

日産自動車のデザインの中枢は神奈川県厚木市にある、日産テクニカルセンターの中にある。今回そこを、メディア向けに一部公開し日産自動車のデザインの考え方や手法についての説明会が開催された。

デザイン本部プロジェクトデザインディレクターの長野宏司さんは、2006年に現在のデザインセンターを作る際、「“Project Imagination Factory”というキーワードで、クリエイティブな環境が作れるような思いを込めています」と話す。

考え方としては、3つあるという。ひとつは“新しいワークスタイルの確立”。「デザインの仕事というのは設計(エンジニアリング)と企画と密に連携を取って進めていかなければならない」とし、そこで、「新しいデザイン棟は(プロジェクトごとのスタジオが)3層構造。一番下がモデルを作るところ、2層目がデザインするところ、3層目が企画やエンジニアとコミュニケーションを取る場所という設計にしました」という。それまでは、全てばらばらの立地であったという。

2つめは“デジタルプロセスの推進”。様々なデジタル機器を導入することによって効率化を図ることを目的とした。また、それにより発想の幅が広がるなどのメリットもあるという。

そして、3つめは“クリエイティブな環境づくり”。「デザイナーというのは刺激が必要だし、自分たちが表現したい場所も必要。そういった場所を出来るだけ会社の中に作りました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集