28日、首都高速道路の中央環状線山手トンネルで、3号渋谷線と4号新宿線を結ぶ区間が開通し、開通式典がおこなわれた。開通式の挨拶で首都高の長谷川康司会長は「この開通により渋滞長が3割減少する」との見通しを話した。
開通により、東名方面(3号渋谷線)と東北道方面(川口線)、常磐道方面(6号三郷線)が中央環状線で接続され、都心を迂回してアクセスできるようになる。首都高によると、2007年12月に開通した山手トンネル(熊野町ジャンクション - 西新宿ジャンクション)の開通により渋滞長は2割減少しており、今回の開通で合わせて2007年比で半減になるという。
2013年度には、大橋ジャンクションから高速湾岸線までの中央環状品川線が完成予定で、これが開通すると首都高の渋滞がほぼ解消されるという。長谷川会長は「開通に向けて全力を尽くす」と引き続き残りの区間の開通を目指し、首都高の渋滞解消に取り組む姿勢を見せた。
なお、今回開通した部分を一般車両が通行できるようになるのは28日16時となる。