タイヤ・ホイール専門店のフジ・コーポレーション「フジファイブデイズ江戸川店」(東京都江戸川区)がリニューアルオープンから1か月が経った。
19インチでもタイヤセットで18万円台、ミニバン中心にヒット
同店を訪れるユーザについて同店長の宮島浩二氏は「10代から60代までと幅広いが、全体の8割が国産車ユーザで、そのなかでほとんどがミニバン所有者。トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』や日産『エルグランド』などに乗るユーザーは多いですね」と語る。
「売れ筋はホイールブランドの『レアマイスター』とのコラボレーションによる当店限定販売商品ですね。オープニングセール期間中は5本スポークの『プリマサンク』などがよく売れました。19インチで18万円はこれ以上にない特価でした。ミニバンってボディが大きいぶん、ホイールに力強いイメージがほしいんですね。細いスポークよりも売れるという印象です」
同店は千葉街道(国道14号)沿いにあり、千葉県と東京都東部をカバーするタイヤ・ホイール専門店で、駐車場を8台完備し、5人の豊富な商品知識を持つスタッフが適宜対応する。
「おかげさまで週末などは駐車場8台がすべて埋まることもありますが、できるだけお待たせしないような迅速な作業を心がけています。在庫があるホイール・タイヤであれば10分から20分で装着できるので、適切な商品アドバイスと確実かつスピーディな作業を両立させながら対応していきます」(宮島氏)。
◆年を明けてもスタッドレスの需要は根強い
いまだ強い寒波が居座る東京。まだまだスタッドレス需要もあるという。「電話一本いただければ、すぐに装着できるよう準備させていただいています」と宮島氏。
最近はトヨタ『プリウス』などのエコカーユーザが、インチアップとドレスアップのために同店を訪れるという。「財布についてもエコ志向なので、鋳造モノで軽くて安価なホイールなどを取り揃え、柔軟に対応します」とも宮島氏は語っていた。
取材当日は平日ながら開店直後からつぎつぎに来店客が訪れる盛況ぶり。「銘柄やメーカーに詳しいお客様も多く、スタッフには専門店ならではの知識が、店には幅広い需要に応えられるだけの在庫量が要求されますね。また、ネットで予め欲しい商品を決めてから来店されるお客様も増えています」(宮島氏)とのこと。万が一、欲しいタイヤやホイールの店頭在庫が切れている場合でも、周辺の他店に在庫があれば即日配送が可能という。
この3月には兵庫県に潮芦屋店が、新潟県で長岡店が新たにオープンし、これでフジ・コーポレーションの店舗数は29となる。この店舗数拡大を支えている1つの要因は、緻密なマーケティングに裏打ちされた膨大な在庫とスタッフの質であることは間違いない。
■フジファイブデイズ江戸川店
東京都江戸川区中央2-1-18
TEL 03-5662-5519
FAX 03-5662-1018
営業時間 平日/11:00 - 20:00、土曜休祝前日/10:00 - 20:00、日曜祝日/10:00 - 19:00。ただし22日・23日・24日の3日間は10:00 - 19:00。
定休日 毎週水曜日(祝日除く)