スマート用 iPhone アプリを発表

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スマートドライブキット
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ダイムラーは19日、欧州でのスマート用の『iPhone』アプリと専用の車載クレドールをセットにした「スマートドライブキット」を発表した。すでに多種多様のiPhoneアプリが流通しているが、カーブランドによる独自開発のものは世界初。

「スマートドライブキット」は『スマート・フォーツー』にマッチしたデザインと機能を持ち、携帯電話のハンズフリー機能はもちろん、iPhoneの音楽を聴いたり、インターネットラジオ、スマートタッチのナビゲーション等に加え、駐車した場所まで案内してくれる。手持ちのiPhoneがマルチメディアトリップコンピューターになるというスグレモノだ。

インテリアにマッチしたスタイリッシュなクレドールは充電機能を持ち、簡単な操作を実現するため操作ボタンと文字表示が通常のものよりも格段に大型になっている。電話機能ではハンズフリー通話に加え、着信時にオーディオがオートミュートされる機能も含まれる。ヨーロッパかアメリカの地図を用いる本格的なナビ機能はPOIをオンボードのデータベース、もしくは「マイクロソフトBing」からダウンロード可能で、渋滞情報などもリアルタイムで表示される。

携帯ディバイスを利用したユニークな機能としては、駐車時にクレドールからiPhoneを外した場所を記憶し、再びその場所に戻る際にはiPhoneがその場所まで案内してくれるというものがある。

将来的には、現行では『Eクラス』と『Sクラス』にしか設定されていない標識を認識するカメラ機能が追加される予定だ。道路脇の標識の速度を超えている場合には、iPhone上に警告が表示されるというこの機能、開発は最終段階に入っているとのことだ。

日本を含む欧州外での発売予定については、残念ながら未だ発表されていないが、iPhone用の「スマートドライブキット」は欧州で今年の第二四半期の発売予定。ドイツ本国での価格はスマートディーラーで販売されるクレドールが240ユーロ、スマートドライブアプリはアップルストアにて9.99ユーロでダウンロード可能で、ナビ機能の地図に関しては毎年49.99ユーロでアップグレードが受けられる。

《ケニー中嶋》

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