小学生ひき逃げの男、車当たり捜査で発見して逮捕

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8日朝、兵庫県芦屋市内の市道で、登校中の小学生男児がクルマにはねられる事故が起きた。男児は骨折などの重傷。クルマはそのまま逃走したため、警察はひき逃げ事件として捜査していたが、後に71歳の男を容疑者として逮捕している。

兵庫県・芦屋署によると、事故が起きたのは8日の午前7時5分ごろ。芦屋市岩園町(N34.44.24.8/E135.19.6.5)付近の市道で、頭から血を流して倒れている小学生の男児を通行人が発見。警察に届け出た。

男児は頭や足の骨などを骨折する重傷。男児は頭部を強打していたために事故に遭った記憶はなかったが、現場には男児をはねたとみられるクルマの破片や塗膜片が散乱しており、警察はひき逃げされたものと判断。重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

採取した破片から容疑車両はワゴン車と特定。周辺での車当たり捜査を進めたところ、神戸市北区内に在住する71歳の男が所有するクルマに破損の痕跡を確認。任意で事情を聞いていたところ、ひき逃げへの関与を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は片側1車線の直線区間。事故当時、男児は道路を横断していたとみられる。調べに対して男は「子供をはねたことには気づいたが、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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