キア ソレント 新型、米国生産第1号車を納車

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ソレント(デトロイトモーターショー10)
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韓国キアの米国法人、キアモータースアメリカは22日、新型クロスオーバーの『ソレント』の米国現地生産第1号車を納車した。オーナーは米有名チキンバーガーチェーンの会長だ。

初代ソレントは2002年に発売。韓国だけでなく、北米や欧州、オーストラリア、中東など世界各地へ投入された。約7年間の累計販売台数は90万台に達する人気SUVである。

新型は昨年4月、ソウルモーターショーでデビュー。フロントマスクはキアのアイデンティティのグリルが特徴で、ボディサイズは全長4685×全幅1885×全高1710mm、ホイールベース2700mm。初代よりもワイド&ローのプロポーションだ。

Aピラーとダッシュボードを前方へ、テールゲートを70mm後方へ移動させた効果で、室内空間が拡大。ヘッドルームはプラス64mmの906mm、レッグルームはプラス102mmの795mmを確保した。荷室スペースも約15%拡大。新型のシートは2列と3列があり、乗車定員は5名と7名になる。

エンジンは全4種類。ガソリンは3.5リットルV6(277ps、34.2kgm)と2.4リットル直4(174ps、22.9kgm)。韓国専用のLPG仕様が、2.7リットルV6(165ps、24.9kgm)。ディーゼルは新開発の2.2リットル直4ターボディーゼル(197ps、44.4kgm)。ユーロ5に適合する排出ガス性能で、CO2排出量は173g/kmを実現している。

新型ソレントの米国仕様は、ジョージア州のウエストポイント工場で現地生産。その第1号車が22日、アトランタに本拠を置くチキンバーガーチェーン「Chick-fil-A」の創設者兼会長、S.トゥルエット・キャシー氏に納車された。全米38州に1490店舗を構える米国で2番目に大きいチキンバーガーチェーンだ。

スパイシーレッドに塗られたソレントのキーを受け取ったトゥルエット・キャシー氏、「新型は美しい車。新年早々、幸先のいいスタートが切れたよ」と喜びを表現している。

《森脇稔》

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