[動画]ヒルボネン選手、フォードの新型WRCマシンを試す

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新型ラリーマシン、フィエスタS2000のシェイクダウンテスト
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フォードモーターは、2010年1月19日に開幕する「モンテカルロラリー」でデビューを飾る新型ラリーマシン、フォード『フィエスタS2000』のシェイクダウンテストを実施した。

12月上旬、南フランスにおいて、フォードワークスのトップドライバー、ミッコ・ヒルボネン選手が、新型マシンに試乗した。

フィエスタS2000は、FIA(国際自動車連盟)が定める「スーパー2000(S2000)」ラリーカテゴリー参戦用に開発。スーパー2000は連続する12か月以内に2500台以上生産された車両で、排気量2.0リットル以下、ターボや電子デバイスは装着禁止などのルールが定められている。

同車は、2010年シーズンのWRC(世界ラリー選手権)をはじめ、IRCやS2000ワールドカップへの参戦を想定しており、フォードの英国パートカー企業、M-スポーツ社と共同開発。M-スポーツ社は1990年代に活躍した『エスコートコスワース』をはじめ、最近では『フォーカスRS WRC』の開発を担当するなど、フォードのラリー活動をサポートしている。

フィエスタS2000は、1998ccの直列4気筒「デュラテック」エンジンを搭載。最大出力280ps/8000rpm、最大トルク48.8kgm/6500rpmを発生する。トランスミッションは6速シーケンシャル。クラッチはAP、ブレーキはブレンボで、可変式サスペンションも採用される。駆動方式はフルタイム4WDだ。

ミッコ・ヒルボネン選手は、フィンランド出身の29歳。18歳からキャリアを積んだ後、2003年にフォードからWRCデビューを果たす。2004年にはスバルに移籍するものの結果を残せず、2005年からは再びフォードへ。そして、2006年のラリー・オーストラリアでは、待望のWRC初勝利を成し遂げた。

2007年にはWRCで3勝し、フォードの2年連続マニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献。2008年にはマーカス・グロンホルム選手の引退を受けて、フォードワークスのナンバーワンドライバーとなり、2009年シーズンはシトロエンのセバスチャン・ローブ選手を、1ポイント差まで追い上げる活躍を見せた。

フィエスタS2000のシェイクダウンテストは、12月上旬、南フランスで実施。同車の初テストを終えたミッコ・ヒルボネン選手、「新型の感触はとてもいい。路面状態を問わずコントロールしやすいよ」と評価は上々。モンテカルロでの活躍を予感させるテストの様子は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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