米国トヨタ販売は、3日(日本時間4日深夜1時)にラスベガスで開幕するSEMAショーで、サイオン『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)のラリー仕様車、『スパルコ・ラリー』を公開する。
イストのラリー仕様車は、『0-60マガジン』がコーディネート。数々のラリー装備を採用して、おとなしい雰囲気のイストが大胆なラリーカーに変身した。
外観は、ボンネットに追加されたPIAA製ドライビングライトが目を引く。ボンネットとリアゲートはSEIBON製のカーボンに交換。アンダーガードやマッドフラップ、ルーフのエアスクープがラリーマシンらしいムードを盛り上げる。リアのカーボン製ウイングも迫力満点だ。
足回りはB&G製ダンパー&スプリングで強化。排気系はGREDDYを奢る。タイヤはBFグッドリッチのラリー用で、ホワイトのアルミホイールを組み合わせた。
室内はモータースポーツの有名ブランド、「スパルコ」で統一。ステアリングホイール「サファリレース」、レースシート「プロADV」、6ポイントハーネス、助手席フットレストなどをスパルコ製とした。ズラリと並んだ計器類は、ラリーマシンならでは。また、FIAの安全基準を満たすロールケージも装着。トランクにはスペアタイヤをレイアウトする。
何でもアリのSEMAショーらしいカスタマイズ。イストのラリーバージョンも、なかなかクール!?
SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年11月に開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。