ポスト新長期規制に対応の大型車用冷凍ユニット 三菱重工が開発

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三菱重工業は、サブエンジン駆動式の陸上輸送用冷凍ユニットの大型車用モデルとして『TU100SA』を開発、2010年5月から販売を開始する。

TU100SAは、既存機種の中温 - 低温用『TU73E』、低温 - 超低温用『TU73EZ』の後継機種で、冷凍能力は1万0500Wと、従来機と比べて24%向上した。高い冷凍性能を持つ3Dスクロールコンプレッサーと、高いCOP(エネルギー消費効率)で低温域の能力発揮に優れたエコインジェクションシステムの相乗効果により、燃費・CO2排出量は従来機と比べて35%低減した。加えて、冷媒充填量も4.3kgと43%削減するなど、環境に配慮した。

業界最小・最軽量化を実現した。国土交通省が10月から順次適用を始めた「自動車排出ガス規制の強化(ポスト新長期規制)」に伴い、トラックの新車は、排ガス対策の補器類が追加され、冷凍ユニットの取付けスペースが狭小化する傾向にある。

今回の小型化により、狭い取付けスペースにも容易に対応できるようにした。

《レスポンス編集部》

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