BMWから3輪コンセプト、「シンプル」登場…4輪&2輪メーカーの底力

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BMWは9日、ドイツのBMWミュージアムにおいて、コンセプトカー『シンプル』を初公開した。4輪と2輪の両方を手がけるBMWの個性が、ふんだんに表現されたコンセプトカーだ。

シンプルとは、「サステイナブル&イノベーティブ・モビリティ・プロダクトフォー・ロー・エナジーコンサンプション」の頭文字を取って命名。開発は2005年にスタート。4輪と2輪の長所を融合させ、環境に優しいシティコミューターを提案する。

バイクにボディを被せたようなデザインは、非常に斬新。前輪が1、後輪が2の3ホイーラーだ。空気抵抗係数を示すCd値はわずか0.18。全幅は1100mmしかなく、乗員は前後に1名ずつが着座するスタイルとなる。

ボディサイズは全幅が1100mmということしか公表されていないが、BMWによると、全高は『5シリーズ』(1470mm)と同等、全長は『MINIクーパー』(3700mm)より短く、それでいて『3シリーズクーペ』に匹敵する居住性を実現しているという。

パワートレインはエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドで、最大出力49ps。車両重量は450kgに抑えられたことも手伝って、0-100km/h加速10秒以下、最高速200km/hオーバーのパフォーマンスを発揮する。燃費は50km/リットル超、CO2排出量は0.5g/km以下と、優れた環境性能も併せ持つ。

シンプルは、バイクのように車体を傾けて走行することで、高いコーナリング性能を実現。これは日産が東京モーターショーで公開するコンセプトカー、『ランドグライダー』と同様だ。

BMWは現在、MINIの車台をベースにした『0シリーズ』(仮称)を、『1シリーズ』の下に位置する入門車として開発中と噂される。このシンプルの考え方や技術が、0シリーズに応用されることになるのだろうか。

《森脇稔》

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