【新聞ウォッチ】鳩山内閣発足、経済産業相の直嶋正行氏はトヨタ出身

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年9月17日付

●鳩山内閣が発足「脱官僚の政治に」(読売・1面)

●日航有識者会議、白紙に 前原国交相(読売・2面)

●カーナビ事業で欧米市場に参入、三洋電機(朝日・14面)

●鳩山政権 こう変わる:高速道路、12年度無料化に難題(東京・6面)

●エコカー補助の二輪車適用要請、メーカー4社(東京・10面)

●電気自動車 BMW、15年メド参入、欧米・アジアで販売(日経・9面)

●クライスラー再建計画公表、フィアット、11月末までに(日経・9面)

●ガソリン価格、5週連続上昇(日経・11面)

●大型二輪、先進国向けに、ホンダ、環境性能を向上(日経・13面)

ひとくちコメント
 
民主党の鳩山由紀夫代表が第93代首相に指名され、鳩山連立新内閣が正式に発足した。就任後の初会見で鳩山首相は「日本の歴史が変わるという身震いするような感激とともに、大変重い責任を負った」と政権交代の意義を強調。「脱官僚依存」を掲げ、ガソリン税の暫定税率廃止など、総選挙のマニフェストを実現する考えを強調した。

言うまでもなく、きょうの各紙は「鳩山内閣発足」関連の記事で埋め尽くされている。例えば、読売は1面を含めて14ページを使って掲載。「公約、多難な船出」「組閣の舞台裏」「経済政策の行方」など詳細に新内閣を解剖している。

各紙とも「新閣僚の横顔」を取り上げているが、顔ぶれを見ると「サプライズ人事はほとんどなく、ベテランの政策通を主要閣僚に配置する手堅い布陣」(日経)といえそうだ。

このうち、自動車関係者にとって馴染みが深いのは経済産業相に就任した直嶋正行氏。神戸大を卒業後,トヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)に入社。全トヨタ労連の専従となり、組織局長を経て、自動車総連副会長に就任するなど組合活動を12年間務めた。

1992年に自動車総連推薦で旧民社党から参議院選挙に比例区で立候補し当選、政界入りする。民主党の「温室効果ガス削減25%目標」について、トヨタの豊田章男社長も「厳しい」と身構える中で、経済産業相としての手腕に注目したい。

《福田俊之》

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