国土交通省は10日、ディーゼル特殊自動車の排出ガス規制強化を内容とした道路運送車両の保安基準細目告示等改正案をまとめ、意見募集を開始した。
改正案では、欧米の時期排出ガス規制でも採用される予定である新試験モード(NRTCモード)を導入したうえで、NOxで現行規制比0 - 44%削減、PMは88 - 93%削減する。また、炭化水素(THC)から非メタン炭化水素(NMHC)に規制対象を変更し、現行に比べ0 - 73%削減する。
規制強化は今後、自動車全体に占めるディーゼル特殊自動車の排出ガス寄与割合が増加することともに、今後ディーゼル特殊自動車についてもPM、NOx後処理装置の導入が可能になることから、将来の環境基準達成を確実なものとするために実施することにした。
告示は来年1月に施行し、定格出力区分毎に2011年10月1日以降順次適用していく。