タカタの車線逸脱警報システムにフリースケールのソリューション

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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、自動車安全システムのサプライヤであるタカタが販売を開始した次世代車線逸脱警報システム(LDW : Lane Departure Warning System)に、フリースケールの高性能集積チップが採用されたと発表した。

商用大型トラックでの使用を想定したタカタの『SafeTraK 3』LDWシステムは、フロントガラスに搭載された単眼カメラにより車線区分線をモニタリングする。運転手が意識せずに車線を逸脱しそうになった場合や、車線内でも異常な運転行動が検出された場合に、警報音により運転手に注意を促す。

このシステムに、フリースケールの16ビット「S12マイクロコントローラ」とアナログ出力ドライバIC「MCZ33810」が組み込まれた。

SafeTraK LDWシステムは、車線逸脱事故の70%を占める衝突タイプに対処するよう設計されている。SafeTraK 3 LDWシステムでは従来モデルの車線検出・警報機能に加え、新しく「居眠り運転」警報システムを搭載した。運転手の居眠りで生じる車両の揺れに基づき、異常な運転行動を検出する。またシングルボックス・デザインとして取り付けの簡素化を図った。

SafeTraK 3システムは、世界の主要な大型トラック・メーカーおよび運送業者に出荷されている。

《高木啓》

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