日本鉄鋼連盟は21日、6月の鉄鋼生産概況を発表した。粗鋼生産量は688.6万t、前年同月比33.6%減となり9か月連続で減少した。
炉別生産をみると、転炉鋼が520.1万t、同31.3%減、電炉鋼が168.4万tと同39.8%減となり、転炉鋼が9か月連続の減少、電炉鋼は10か月連続の減少となった。
鋼種別生産では、普通鋼が568.3万t、同29.9%減、特殊鋼が120.3万t、同47.0%減となり、普通鋼が9か月連続減、特殊鋼が8か月連続のマイナスとなった。
銑鉄生産は509.9万t、同29.8%減となり、9か月連続でマイナスとなった。6月末の高炉稼働基数は前月と同様34基中、24基だった。
熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は625.7万t、同32.8%減と、9か月連続の減少となった。このうち、普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は523.7万t、同29.6%減で、殊鋼熱間圧延鋼材の生産は102万t、同45.5%減となった。