大阪ガス、中国で炭鉱メタンガス濃縮に成功

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大阪ガス、中国で炭鉱メタンガス濃縮に成功
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大阪ガスと子会社のガスアンドパワーインベストメント(GPI)は、共同研究コンソーシアムを構成し、中国の阜新炭鉱(遼寧省)での低濃度CMM(炭鉱メタンガス)濃縮装置の実証試験の結果、炭鉱から排出されるメタンを濃縮し、約48%まで高めることに成功した。

従来、石炭採掘中の作業員の安全確保のため、石炭層内より外部に抽出されるCMMのうち、メタン濃度が30%以下のガス(低濃度CMM)は有効利用できず大気に放散されるため、地球温暖化の一因となっている。

大阪ガスとGPIはこれら未利用となっている低濃度CMMを、ガスエンジンやガスボイラーの燃料として有効利用し、省エネルギーと地球環境保全を推進するため、低濃度CMMの濃縮技術の開発に取り組んできた。

今両社は、中国企業を含む5社で共同研究コンソーシアムを構成し、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の研究協力事業として2008年10月から11月末にかけて低濃度CMM濃縮の実証試験装置を中国の阜新炭鉱に建設した。

その後、試運転を経て今年1 - 2月末まで実際の低濃度CMMによる濃縮性能確認試験を行い、高い効果を実証したとしている。

《レスポンス編集部》

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