中国電力、ポーランドの石炭会社とCO2排出権売買契約を締結

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中国電力は、3月13日、地球温暖化防止に向けた取り組みとして、ポーランドの石炭会社「ヤスチェンベ石炭公社」との間で、同社が実施する炭鉱メタンガス利用JIプロジェクトから創出されるCO2排出権の売買契約を締結した。

プロジェクトでは、ヤスチェンベ石炭公社が所有するボリニア炭鉱内に熱電併給設備(コジェネシステム)を新たに設置する。

これまで採炭時に大気中に放出されていたメタンガスを回収し、燃料として利用することで、発電および熱供給を行うとともに、温室効果ガスを削減することができる。なお、メタンガスの温室効果は二酸化炭素の約21倍とされていることから、本プロジェクトは地球温暖化防止に大きく寄与することが期待されるという。

契約期間は2008年から2012年までの5年間で、CO2換算した排出権の契約数量は合計約30万トン。

本件は平成19年6月から検討を開始、直接現地に赴き数回に及ぶ調査・交渉を経て合意に至った、JIプロジェクトにおいては中国電力として初めてのCO2排出権の売買契約締結となる。

今後は,日本とポーランド両国政府の承認および国際連合への登録を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

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