新日鉄と住友金属、ステンレス鋼管事業を統合

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新日本製鐵と住友金属工業は2日、両社の連携策の一環として両社グループの電弧溶接ステンレス鋼管事業を統合することで合意、基本契約書を締結した。

両社の強みを最大限に活かし、効率的な生産・販売体制を構築することで、高い競争力の実現を目指す。

事業統合では、新日鉄が100%子会社の受皿会社を新設し、新日鉄と子会社のニッタイ、ニッタイの100%子会社であるコーナンの電弧溶接ステンレス鋼管事業を受皿会社に移管する。その上で、住金100%子会社である住金ステンレス鋼管を存続会社として、受皿会社を住友ステンレス鋼管に吸収合併させることで、事業を統合する。統合時期は今年7月1日の予定。
 
統合会社は住友ステンレス鋼管の茨城県古河市、ニッタイの千葉県野田市、コーナンの山口県光市の現在3拠点ある製造書を将来的に茨城県古河市と千葉県野田市の2拠点に集約することで、効率的な生産体制を構築する。住友ステンレス鋼管の継目無ステンレス鋼管は、新会社の湘南工場(神奈川県藤沢市)で現状通り事業を継続する。
 
統合新会社は「住金日鉄ステンレス鋼管」で本社を茨城県古河市に置く、資本金は9億1600万円で、住金が60%、新日鉄が40%出資する。

《レスポンス編集部》

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