2月27日早朝、茨城県土浦市内の常磐自動車道上り線で、路外に逸脱して橋の欄干になどに衝突したとみられるワゴン車が炎上する事故が起きた。運転者は脱出できないまま焼死したが、警察ではクルマを所有する59歳の男性とみている。
茨城県警・高速隊によると、警察が事故発生を認知したのは2月27日の午前6時ごろ。土浦市飯田付近の常磐自動車道上り線を通り掛かったクルマの運転者から「路肩で炎上しているクルマがある」との通報が寄せられた。
これを受けた隊員が現場に急行したところ、路肩部分で激しく燃え上がっているクルマを確認。地元消防が消火を行ったが、クルマは約30分で全焼。運転者は車外に脱出することができず、運転席に着座した状態で焼死していた。遺体の損傷は激しく、性別不明となっていたが、事故車を所有する59歳の男性と事故後に連絡が取れなくなっていることから、警察では死亡したのはこの男性とみている。
炎上したクルマの前部には衝突痕があり、現場より手前にある橋の欄干にも車両が衝突したような痕跡があった。警察ではこのクルマが路外に逸脱し、衝突事故を起こした末に炎上したものとみている。