新日本石油は、中国の重慶耐徳工業との間で、中国における炭化水素ガス回収装置(VRU)の製造・販売についての共同事業を検討することで合意し、共同FS(事業化調査)や技術供与を軸とした基本契約書を調印した。
中国では、環境規制強化により、2012年には石油関連事業所などでのVRU市場は数百億円規模に拡大する見通し。新日本石油は、VRUの日本国内最大手メーカーであるシステムエンジサービス社の技術に、新日本石油が国内外で積み上げてきた技術・マーケティングのノウハウを付加したビジネスモデルを構築し、既に韓国や中国で同装置の納入を始めている。
今後、中国国内に広いネットワークを持つ重慶耐徳社を現地パートナーとすることで、中国石油企業に対する事業を展開していく。