少年グループがタクシー襲撃、連続3件発生

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5日未明、大阪府大東市内で中高生とみられる約10人の少年グループがタクシーを襲撃する事件が3件連続して発生した。現金強奪を目的としたものとみられるが、いずれも未遂に終わっているという。

大阪府警・四条畷署によると、1件目の事件が起きたのは5日の午前4時ごろ。大東市南郷町付近の市道を走行していた57歳男性の運転するタクシーを若い男が呼び止めた。タクシーが停車すると、物陰から10人前後の中高生とみられる集団が現れて車両を包囲。現金を要求されたが、携帯電話で通報しようとする素振りを見せたところ、少年らは車体を棒で殴打して逃走した。

2件目の事件は午前4時20分ごろ発生している。大東市大東町付近を走行していた64歳男性の運転するタクシーを若い男が呼び止めた。この直後に数人の若い男がクルマを包囲。運転手は身の危険を感じ、すぐにクルマを発進させて逃走したため、被害は無かった。

3件目の事件はこの直後、午前4時25分に同じ同市大東町で発生した。先に起きた2件と同様に若い男が58歳男性の運転するタクシーを呼びとめ、10人前後の少年が車両を包囲。このうちの1人が傘の先端部を突きつけ、「カネを出せ」と脅した。運転手が無線で「襲撃されている」と連絡したところ、ガラスなどを破壊して立ち去ったという。

3件の事件はいずれも現金強奪には失敗しているが、襲撃方法が同様であることから、警察では同一グループが関与した可能性が高いとみている。警察では不審な人物の目撃情報が無いか調べを進めている。

《石田真一》

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