積水化学、くさび形中間膜を開発 HUD用

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水化学工業の高機能プラスチックスカンパニーは、合わせガラス用中間膜へッド・アップ・ディスプレイ(HUD)用くさび形高機能中間膜「S-LECR SSF-W(遮音・遮熱中間膜)/SAF-W(遮音中間膜)」とルーフ部一体型フロントガラス用中間膜「S-LECR SDF-C」を発売する。 

自動車は安全性に加え、快適性や環境性能が重要視されつつあり、同社は安全性や防犯性といった中間膜の基本性能に加え、遮音・遮熱機能を追求してきたが、さらに快適性や環境性能などを実現するための開発を進めてきた。

同社では独自に培ってきた多層押出技術とナノ分散技術を用いて、断面がくさび形となる特殊形状の製膜を実現することで、遮音機能、遮音・遮熱機能を持つHUD用の中間膜の開発に成功した。これは、速度計などの運転中に必要な情報をフロントガラスに映し出すことで、運転時の視線移動と焦点調整を減らし、ドライバーの負担を軽減する。中間膜においてこれらの機能を同時に実現した製品は世界初となる。

HUD用くさび形高機能中間膜は滋賀水口工場で生産され、新製品は今秋から順次発売する。

《レスポンス編集部》

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