【IRL 最終戦】勝負は0.0033秒差、武藤に新人賞

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7日、シカゴランド・スピードウェイでIRLインディカーシリーズの最終戦が行われた。突然のシリーズ統合、もてぎ戦でのダニカ・パトリックの初勝利等に沸いた今季シリーズ、最終戦目前でポイントトップにたつのはスコット・ディクソン。30ポイント差でエリオ・カストロネベスが追う展開だ。

最終戦までもつれこんだタイトル争いだが、前日の予選でカストロネベスがコースイン側の白線カットにより失格。ディクソンが2番手グリッドを獲得しただけに、もはや最後尾スタートのカストロネベス逆転の可能性は消滅したかと思われた。しかしカストロネベスは、スタート直後からまさに怒濤の勢いで先行車を抜き去りぐんぐんポジションアップ。

一方のディクソンが超接近戦の中で中段に沈む間に、27台を抜きさり78周にはトップへと躍り出た。このままカストロネベスが逃げ切り、ディクソンが9位以下ならばシリーズタイトルはカストロネベス。激しいレース展開とともに、俄に緊迫の度を増したタイトル争いに場内の興奮も最高潮に達した。

しかし終盤、最後のピットストップで今度はディクソンがトップに。シリーズタイトルに大手をかけて、残り10周のスティントが始まった。カストロネベスのチームメイト、ライアン・ブリスコーをまじえての3ワイドバトルは最終周のゴールラインまで継続した。

ディクソンがトップ3内でフィニッシュしたことから、シリーズタイトルはディクソン。レースはIRL史上2番目の僅差となる0.0033 秒、写真判定の結果、鼻の差でカストロネベスが制した。

こちらも混戦となっていたルーキー・オブ・ザ・イヤーは、前戦での優勝などにより追い上げてきたジャスティン・ウィルソンを振りきり、武藤英紀が獲得した。最終戦は電気系トラブルによりリタイアとなった武藤だが、アイオワ戦での2位を含む、6回のトップ10フィニッシュという安定した成績で、シリーズランキングでも10位入りを果たした。

《ケニー中嶋》

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