援交狩りで全治1か月のケガ負わせる

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大阪府警は6日、出会い系サイトで知り合った男性を監禁し、「援交狩り」と称して執拗な暴行を加えたとして、15歳少女を含む7人(少年4人、成人3人)を強盗致傷と逮捕監禁の容疑で逮捕した。「軽い気持ちでやった」と、容疑を大筋で認めているという。

大阪府警・高槻署によると、逮捕された7人は今年7月29日の午後11時ごろ、大阪府高槻市内のJR高槻駅前に、犯行グループに含まれる15歳少女が出会い系サイトで知り合った31歳の男性を呼び出し、待ち合わせ場所に現れた男性を17歳の少年がアイスピックを使って脅し、そのまま約15km離れた山中まで拉致した。

7人は男性の体をロープで拘束し、身動きが取れない状態にしてから、アイスピックで刺したり、ライターで焼く。殴る蹴るなどの執拗な暴行を加え、所持していた現金約5万円や乗用車を奪った。暴行は断続的ながら、約11時間に渡って執拗に繰り返され、男性は全治1か月以上の重傷を負っている。

少女は少年と奪ったクルマで逃走したが、盗難手配が出ていたことから山口県内で発見され、窃盗容疑で逮捕。取り調べ時の供述から男性への暴行が明らかになった。

主犯とみられるのは21歳の男で、15歳少女とは援助交際を通じて知り合ったとみられる。この男が「客の男を狩れば、もっと大きなカネが手に入る」と提案。結果として少女を中心に7人が集まったという。

調べに対して7人は「軽い気持ちでやった」、「だんだんとエスカレートしてしまった」などと供述。反省の態度は見せていないようだ。警察では他にも余罪がある可能性が高いとみて、7人を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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