5日夜、奈良県河合町内の大和川に架かる橋を走行していた軽ワゴン車が路外に逸脱。そのまま川に転落する事故が起きた。事故当時、川は大雨の影響で増水しており、クルマは約5m流されたが、乗っていた2人は自力で車外に脱出して無事だった。
現場の橋は川の増水時に沈没する、いわゆる「潜水橋」で、橋の欄干などは無い。事故当時は増水によって、すでに一部が30 - 40cmほど流れに没していたという。橋の両端には増水時の危険を知らせる看板の設置はあるが、増水時の積極的な通行規制は実施されない。警察では横断を強行した結果、流されたものとみている。
奈良県警・西和署によると、事故が起きたのは5日の午後8時25分ごろ。河合町大輪田付近の大和川に架かる大城橋(全長約60m、幅員約2m)を走行中の軽ワゴン車が冠水した路面にハンドルを取られ、路外に逸脱。そのまま川の下流側へ転落した。
川は大雨によって増水しており、クルマは約5m流されたものの、運転していた21歳の男性と、同乗していた18歳の女性は自力で車外へ脱出。通報を受けて駆けつけた地元消防に救助された。2人にケガはなかった。