授乳のためにチャイルドシートから降ろした直後に衝突、乳児死亡

自動車 社会 社会

23日午後、三重県桑名市内の国道23号で、交差点を右折しようとしていた軽乗用車と、直進しようとしていた普通トラックが衝突する事故が起きた。授乳のため、後部座席に同乗する母親に抱かれていた生後7か月の乳児が死亡。母親も重傷を負った。

三重県警・桑名署によると、事故が起きたのは23日の午後3時45分ごろ。桑名市小貝須付近の国道23号で、交差点を右折しようとしていた27歳男性の運転する軽乗用車と、直進しようとしていた42歳男性の運転する普通トラックが衝突した。

衝突によって軽乗用車は中破。後部座席に同乗する27歳女性(母親)に抱かれていた生後7か月の女児は前方に投げ出されて全身を強打。近くの病院に収容されたが、頭部強打などが原因で約2時間後に死亡した。また、この女性も頭部強打の重傷を。助手席に同乗していた28歳の男性も打撲などの軽傷を負っている。双方の運転者にケガはなかった。

現場は片側3車線の直線区間。軽乗用車にはチャイルドシートが装着されていたが、授乳させるために事故の数分前から母親が腕に抱く状態になっていたという。

警察は双方の安全確認に怠りがあったものとみて、自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集