トヨタ自動車は、2007年度の環境・社会に対する取り組みと、その背景にある方針や考え方をまとめた「サステイナビリティ レポート 2008 - 人、社会、地球の新しい未来へ -」を発行した。
今回のレポートでは、トヨタとしての重要な取り組みである「サステイナブル・モビリティ」「サステイナブル・プラント活動」「サステイナブルな社会貢献活動」の3つの「サステイナビリティ」について、読者にわかりやすく訴求するため、冒頭に特集ページというかたちで取り上げ、それぞれの考え方、具体的な取り組みをまとめた。
また、「理念と体制」の章では、創立70周年を機に、目指すべき企業像を示すべく策定した「グローバルビジョン2020」、社会的責任を果たす上で重要な活動を統括・推進するため設置した社内組織「CSR委員会」の取り組み内容も掲載した。
「環境側面」の章では、エネルギー問題への対応、地球温暖化対策に関する基本的な考え方を整理するとともに、生産分野におけるCO2低減のチャレンジ目標の設定、生物多様性に関する取り組みの基本的な考え方をまとめたトヨタ「生物多様性ガイドライン」を紹介している。
「社会側面」の章では、障がい者雇用促進策として、「トヨタループス」の設立やトヨタの社会に対しての新しい取り組みである「パートナーロボット」について記載している。
「経済側面」の章では、投資家向けの年次レポート「アニュアルレポート2008」から財務概況を抜粋し、記載した。
トヨタの海外連結子会社などが発行する地域・国別の報告書は、日本を含め12の国および地域で発行しており、発行エリアとしてはトヨタの世界販売台数の約84%をカバーしている。今後もグローバルな情報開示を拡充していく予定だ。