27日、福島県広野町内の常磐自動車道下り線を走行中のワゴン車が道路左側の欄干に衝突した。同乗していた小学生男児1人が車外に投げ出されて死亡、運転者と小学生男児5人が軽傷を負っている。同乗の小学生はシートベルトを着用していなかった可能性が高いという。
福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは27日の午前7時50分ごろ。広野町折木付近の常磐自動車道下り線を走行中のワゴン車が路外に逸脱。道路左側にある橋の欄干に衝突し、その弾みで横転した。
クルマは中破。後部座席に同乗していた8歳の小学生男児が車外に投げ出され、全身を強打してまもなく死亡。運転していた26歳の男性と、同乗していた小学生男児5人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側2車線。警察では運転していた男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いているが、調べに対して「居眠りしていた」、「隣の車線に寄りすぎたので、慌ててハンドルを切ったら衝突してしまった」などと話しているようだ。