8日、奈良県奈良市内の国道を走行していた乗用車が路外に逸脱、道路脇のため池に転落する事故が起きた。この事故で運転していた男性が車外で溺死している。ため池の水深は約50cmで、警察ではさらに調べる方針だ。
奈良県警・奈良署によると、事故が起きたのは8日の午後6時55分ごろ。奈良市忍辱山町付近の国道369号を走行していた乗用車が路外に逸脱。ガードレールの隙間を通り抜け、道路脇のため池に転落した。
ため池の水深は約50cmで、クルマは前部を1/3ほど水没させた状態で留まったが、運転していた65歳の男性は車外に倒れているのが発見され、近くの病院に収容されたものの、間もなく死亡した。死因は溺死とみられている。
現場は片側1車線で、緩やかなカーブの連続する区間。事故の経緯や男性の死因について不透明な点もあり、警察ではさらに調べを進める方針だ。