富士重工業が発表したスバル『エクシーガ』の開発責任者大雲浩哉さんは「エクシーガは7シーター パノラマ ツーリングをコンセプトに、しっかりと7人が乗れる居住性を備えながらも、スバルらしい走りのよさを備えたミニバンを目指して企画しました」と語る。
エクシーガのパッケージングはスバル既存車の構成要素を使いながら、スバルが開発するミニバンとしてうまく仕上げている。シャシーは『インプレッサ』や『フォレスター』と同様にリヤサスをダブルウイッシュボーンとした「SIシャシー」を採用した。
エンジンはフォレスターと共通の2リットル水平対向4気筒の自然吸気とターボを設定。トランスミッションは全車ATで自然吸気は4速、ターボは5速を組み合わせている。自然吸気モデルにはスバルの2リットルクラスでは久々となるFF車も設定された。
大雲さんは「走りに関しては全車に水平対向エンジンを採用し、スバル伝統の安全と安心の走りを実現しています。そのうえでしなやかな走りをもたらしてくれるSIシャシーを採用することで、上質な乗り心地を追求しています」
「また、後ろに行くにつれて座面が高くなるシアターシートレイアウトを採用し、大型のパノラミックガラスルーフをオプションで用意することで、どこの席でもパノラマビューを味わっていただけるパッケージングを採用しました」とコメント。
スバルユーザーから熱望されていた初のミニバン(多人数乗り)が登場したことになるが、このパッケージングならスバルファンの心に響くに違いない。