パナソニック、中国初の車載用地上デジチューナーを発売  ラインナップ強化

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パナソニック、中国初の車載用地上デジチューナーを発売  ラインナップ強化
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パナソニックAS(オートモーティブシステムズ)中国社は、『ストラーダ』ブランドで発売する車載用地上デジタルチューナー『TU-CSD01LC』やリヤシート用8Vワイド型VGA液晶ディスプレイ『TR-M80WVS7P』など、車載用AV機器計12モデルを発表、同日より発売を開始した。

中国の地上デジタル放送は、欧州の規格をベースに日本規格を部分的に取り込んだ独自方式(DTMB方式)を採用しており、07年10月より中国電視台(CCTV)で無償放送が開始され、オリンピック前までに中国国内の約30都市で放送が始まる予定となっている。TU-CSD01LCは車載用の地上デジタルチューナーとしては中国初。SD(Standard Difinition)に対応する。ちらつきがなく、高速移動時のハンドオーバー特性に優れる。

パナソニックでは、クルマの中でも鮮明な映像が楽しめる地上デジタルテレビチューナーを北京オリンピックに合わせて発売することで、中国でのカーAV需要掘り起こしを狙うという。いずれも開発は台湾でおこない、中国国内で生産される。

発表会では同地デジチューナーを搭載したバスによる実走デモがおこなわれた。1アンテナ1チューナーの構成ながら、乱れのない高画質映像をアピールした。

TR-M80WVS7Pは、115万画素ワイドVGA液晶を搭載。バックライトに高輝度・低発熱・水銀フリーのホワイトLEDを採用することで、鮮明な映像と環境負荷の低減を実現。TU-CSD011Cとのコンポーネント接続によってさらに迫力ある映像を楽しむことができるという。

パナソニックAS中国社ではこのほかに、画像解像度を30%向上させたデジタルプロセッサを搭載する車載AVシステム『CQ-VX100H』『CQ-VW100H』、リアビューカメラ『CY-RC50』、車載用スピーカー『CJ-DA1735H』『CJ-DA1325H』『CJ-DB1705H』『CJ-DB1305H』、サブウーファー『CJ-SW3005H』『CJ-PS1200H』、ツィーター『CJ-ST1H』も同時発売。ラインナップを大幅に強化して、中国市場でのカーエレクトロニクス需要に対応する。

《北島友和》

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