日本精工、シール付アンギュラ玉軸受を高速・長寿命化

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日本精工、シール付アンギュラ玉軸受を高速・長寿命化
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日本精工は、工作機械主軸用シール付アンギュラ玉軸受に「長寿命ロバスト幅広シリーズ」を追加、4月から発売すると発表した。

ここ数年、工作機械ではマシニングセンタ主軸における10000 - 15000min-1のスピンドルの増加や、複合旋盤のミル軸の高速化が進んでいる。一方で、市場からは環境改善のため、主軸用軸受の潤滑方式をオイルエア潤滑からグリース潤滑への切替えニーズが強くなっている。

今回、グリース潤滑の高速・長寿命を実現したロバスト幅広タイプのシール付き軸受を開発し、新シリーズとして販売する。

軸受の幅を従来品に対して約1.2倍にして空間容積を拡大し、封入グリースを増量することにより、グリース潤滑寿命を開放型に対して2倍にした。最適なグリース封入量の選定により、低温度上昇を実現した。内外径寸法が従来機種と同じなため、軸、ハウジングは共通の使用が可能で、軸受の間にある間座の長さを調整することにより、取替えが可能。

シール付高精度アンギュラ玉軸受 - 長寿命幅広シリーズ - は、4月から販売を開始し、シール付高精度アンギュラ玉軸受全体として、2010年20億円の売上げを目指す。

《レスポンス編集部》

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