長崎県警は3月29日、長崎県佐世保市内の市道で飲酒運転を行い、対向車との衝突事故を起こした22歳の男を酒気帯び運転の現行犯で逮捕した。事故直前、警察に対して「この男が飲酒運転を行いそうだ」との通報が寄せられ、警戒していたという。
長崎県警・佐世保署によると、事故が起きたのは同日の午前9時ごろ。これより約30分前の午前8時30分ごろ、同署に対して「知り合いの男が飲酒運転しそうだ」との通報が寄せられた。
同署がパトカーを出して警戒していたところ、名指しされた男が運転しているとみられるナンバーの乗用車を発見。ただちに停止するように命じたが、クルマは速度を上げて逃走した。
パトカーは間もなく振り切られたが、クルマはそのまま逃走を続け、佐世保市矢岳町付近の市道で対向車線側に逸脱、対向車線を順走してきた46歳男性運転の乗用車と衝突する事故を起こした。
クルマは立ち往生。逃走車を運転していた22歳の男にアルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したことから、警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。飲んだ場所の特定を急いでいる。