新日鉄、住金、神鋼が株式持合いを拡大で合意

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新日本製鐵、住友金属工業、神戸製鋼所は、連携を深化・拡大するため、相互に保有する株式を追加取得することで合意した。基幹生産設備での相互補完を更に推進するなど、より踏み込んだ連携施策を一層、円滑かつ着実に検討・実行するため。

株式の追加取得は、新日鉄と住金が相互に約1000億円程度を追加取得する。新日鉄の住金への出資比率は5.01%から9.4%に、住金の新日鉄への出資比率は1.81%から4.1%となる見通し。

新日鉄、神鋼では、相互に約150億円分の株式を追加取得する。新日鉄の神鋼への出資比率は2.05%から3.4%、神鋼の新日鉄への出資比率は0.41%から0.8%となる見通し。

住金と神鋼は相互に150億円分の株式を追加取得する。住金の神鋼への出資比率は2.05%から3.4%に、神鋼の住金への出資比率は1.71%から2.4%に上がる見通し。

一方、3社は事業での連携も強化する。住金は、すでに建設中の和歌山製鉄所新1高炉に続いて、今年10月末に新2高炉建設に関する基本方針を決定、現在、新2高炉建設の詳細検討、鉄源設備共同活用拡大の検討を行っている。今後この検討結果を踏まえて3社での高級鋼共同活用内容を検討する。

また、住金による新日鉄グループの熱延設備能力の活用拡大や住友金属直江津に関する新日鉄との共同対応策などを検討していく。

《レスポンス編集部》

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