新日本製鉄、住友金属工業、神戸製鋼所が提携拡大で合意

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新日本製鉄、住友金属工業、神戸製鋼所は、提携の拡大を検討することで合意したと発表した。

これまで新日鉄、神戸製鋼から住友金属に熱延鋼板の供給、住友金属・和歌山の鉄源設備の共同利用などで協力してきた。

今回、新たに協力関係の拡大を検討していく。 具体的には、3社での高級鋼対応として、住友金属・和歌山の鉄源設備共同活用拡大を検討する。住友金属は、すでに建設中の和歌山製鉄所新1高炉に続いて、今回、新2高炉建設に関連する基本方針を決定したが、これを受けて、3社は、住友金属・和歌山での鉄源能力増強を踏まえた高級鋼鉄源の効率的活用の拡大策について検討する。

また、新日鉄・住友金属の2社間での連携施策の検討として、両社の高級鋼薄板供給能力確保を検討する。住友金属による新日鉄グループの熱延設備能力の活用拡大や住友金属の高級鋼片を活用した、新日鉄グループの熱延能力の活用と住友金属・和歌山製鉄所の圧延工程との一貫対応策、新日鉄グループによる住友金属・和歌山の薄板圧延設備能力の活用拡大を検討する。

新日鉄・神戸製鋼間では、高炉・転炉で発生・回収されるダストのリサイクル及び還元鉄の生産・利用や製銑技術部門交流の一環としての、品質改善ペレットの高炉への使用技術及び焼結生産技術などでの協力を検討する。

住友金属・神戸製鋼間での連携施策としては、両社グループのハイテンションボルト事業の提携、住友金属から神戸製鋼グループへのステンレスボイラチューブの生産委託、住友金属から神戸製鋼へのチタン熱間圧延の生産委託の拡大などを検討する。

《レスポンス編集部》

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