三洋電機は、リチウムイオン電池の生産拠点である三洋エナジートワイセルの貝塚工場の敷地内に、2008年度秋の稼働を目指して新工場を建設すると発表した。
投資額は約70億円で、建屋面積7500平方メートル、4階建の工場を建設する。
リチウムイオン電池は、携帯電話・ノートパソコンなどの用途を中心に旺盛な需要がある。また、今後は電動工具など、新たな用途への拡大も見込まれており、市場の拡大が見込まれている。
これらの拡大する市場からの需要に対して三洋電機は、今回新設する工場に順次導入する生産ラインで供給していく予定。
今回、2008年度中の稼動を目指して貝塚工場を増強することで、三洋電機は小形二次電池の分野で、リーディングカンパニーとしてのポジションを強固とし、今後大きく拡大するリチウムイオン電池市場への対応を図っていく。
今回の新工場建設にあたっては大阪府からの企業立地優遇制度を活用する予定だ。