70年代後期から80年代初期のF1を題材にしたドキュメンタリー・フィルムの3部作、それのDVDが、21日に発売になった。マリオ・モッラ監督による、『ポールポジション』『ポールポジション2』『ウイニングラン』の3作。
『ポールポジション』は77年全戦と78年第1戦アルゼンチンGPの模様を収録した内容で、最大のポイントは、ニキ・ラウダが全面的に協力していること。重傷を負った76年の第10戦ドイツGPでの炎上事故から復活までが描かれている。当時のF1が死と隣り合わせであることをまざまざと見せてくれる映像が収められている。本編93分、3990円。
『ポールポジション2』は78年から79年シーズンを中心に、80年第6戦モナコGPまでを扱っている。今回も78年第14戦のイタリアGPでの多重クラッシュなどクラッシュシーンが多数収録されている。またモータースポーツ好きの著名人へのスポットが第1作以上に増え、俳優のポール・ニューマンが79年のルマン24時間耐久レースで2位を獲得したシーンなども収録。本編93分、3990円。
第1作と第2作とをカップリングしたDVD『ポールポジション/ポールポジション2 ツインパック』も同時発売。こちらの価格は7350円と、若干お得になっている。
『ウイニングラン』のメインは、ジル・ビルヌーブ。82年第5戦ベルギーGPの予選の事故で死亡した彼の凄絶な走りを見られる。ターボとノンターボ混走時代であるため両者の比較も行っている。2輪のロードレース世界選手権(現在のMotoGP)もピックアップ。本編95分、3990円。
なお、本作は日本の配給会社が独自編集した日本公開版とは異なり、オリジナルのイタリア版をマスターとしている。
販売元: ジェネオンエンタテインメント