日産自動車は、新開発のクリーンディーゼルエンジンをSUVの『エクストレイル』に搭載し、2008年秋に国内市場に投入すると発表した。
このクリーンディーゼル車は、親会社のルノーと共同開発した「M9R」エンジンをベースに、高性能触媒技術、高度エンジン制御技術など、日産独自のクリーンディーゼル技術を盛り込んだもの。
このクリーンディーゼルは、国内の新しい排出ガス規制レベルを目指して開発を進めている。同エンジンの性能など、具体的な諸元については開発完了後に発表する予定。
今回のクリーンディーゼル車の投入は、CO2排出量の削減を中心とした日産の中期環境行動計画「ニッサン・グリーン・プログラム2010」の一環として行うもの。同社は「市場に合った最適な技術を、最適なタイミングで、顧客に最適な価値とともに提供する」という考え方に基づいて、今後もガソリンエンジンとディーゼルエンジンの更なる進化や燃料電池車、ハイブリッド車、電気自動車、バイオ燃料対応自動車などの開発を同時に進めていく方針だ。