EVが本格的にカムバック?

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カリフォルニア州で独自にEVスポーツカーを生産しているテスラ社が、カリフォルニア州の大気管理局(CARB)から、新型のEVチャージャー建設のために56万ドルの援助を受けることが発表された。

まずは高名ホテルチェーンの駐車場に始まり、将来的にはショッピングセンターなどに設置され、EVやプラグインハイブリッド利用者がショッピング、ディナーなどの間に無料で車をチャージできるインフラ作りを目指す。

こうした無料のチャージステーションは90年代半ば、GMが『EV1』を発表した当時に、カリフォルニア州で次々に建設された。ユニバーサルスタジオなどのテーマパークでも、EV利用者は無料チャージに加えて優先パーキングが可能、などのインセンティブがつけられた。しかしその後EVは普及せず、こうしたチャージステーションの多くが廃止になっている。

しかし今回テスラが設置するステーションは16kWの高速チャージャーで、従来のものより短時間でのチャージが可能。CARBでは、「EVは地球温暖化防止、石油への依存に対する答えとして最も大きな可能性を秘めている」としている。

テスラ社ではロータス『エリーゼ』をベースとしたテスラ『ロードスター』の出荷をまもなく開始する予定で、10万ドルという価格にもかかわらず現在予約待ちの状況が続いているという。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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