いすゞ自動車などがはとバスに納入した大型観光バス10台で、不正車検を繰り返していた事件で、不正改造していたバスがさらに58台あることが明らかになった。
この事件は、いすゞと販売子会社の東京いすゞが、はとバスから受注した大型観光バスがはとバスの要望通りにすると重量オーバーとなるなめ、不正な改造を行っていた。いすゞではこれまで、不正改造を行っていたのは10台としていたが、1997年ごろから不正改造を繰り返しており、10台以外に新たに58台でも不正な改造を行っていたことが明らかになった。
いすゞは、1997年以降、はとバスに78台のバスを納車しており、このうちの68台と大半で不正に改造していたことになる。
いすゞが行ったバスの不正改造は、ハブなどに想定している以上の負担がかかり、大事故につながる可能性がある。しかし、いすゞは、こうしたリスクよりもはとバスへの納入を優先、不正改造にはしった。