首都高、距離別料金制度の導入への動き

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首都高速道路は、2008年に距離別料金制度を導入することをウェブサイトで改めて表明している。実現に向け首都高速道路では、社会実験や懇談会などを実施している。社会実験は、2006年12月3日から既に開始、懇談会では、距離別料金制度に対して前向きな意見が多かったようだ。

確かに、短区間しか乗らないユーザーと長区間を乗るユーザーが同一料金ということには不公平感があった。しかし、都市高速は一般道などの上に作る場合が多く、スペースも限られ、出口料金所を作る余裕がなかったために、単一料金を今までは採用してきた。

ETCが導入されたことが距離別料金制度導入の流れに勢いをつけた。もし首都高を利用するクルマが100%ETCを利用することになれば、料金収受員のためのブースは必要なく、出入口にアーケード状のETC機器を設置するだけですむ。

渋滞などを避けるために1区間を走りたいが、700円も払うのかとためらっていたユーザーも、700円未満の安価な通行料金ならば利用する可能性も高く、首都高の利用が増えるという点でも、距離別料金制度は期待されている。

しかし、この方法だと、首都高はETC搭載車のみしか利用できなくなるという問題点を指摘されているのも事実だ。

《編集部》

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