兵庫県警は6日、クルマで体当たりして店のシャッターを破壊するなどの手口で盗難を繰り返していたとして、大阪や和歌山などで改造エアガンを乱射して車両などを破壊したとして器物損壊容疑で逮捕・起訴されている28歳の男を窃盗容疑で逮捕した。
兵庫県警・捜査3課によると、逮捕された男は2005年4月から5月に掛けての間、兵庫や大阪などで閉店後のクルマを店舗に突っ込みシャッターを破壊。貴金属や現金、タバコなどを盗難する、いわゆる「出店荒らし」を繰り返した疑いがもたれている。被害は判明しているだけで376件、被害総額は6億円を超えているという。
この男は大阪や和歌山などで走行中のクルマに対し、改造エアガンを乱射した容疑で両府県警が銃刀法違反や器物損壊容疑で逮捕しているが、その捜査の過程で出店荒らしへの関与も明らかになった。
犯行には盗難車が使われていたとみられており、警察では犯行に使った車両の入手ルートについても男を厳しく追及する方針だ。