7日、大磯ロングビーチにて、「オーテックオーナーズグループ・湘南里帰りミーティング」が開催された。会場ではオーテックの開発陣と膝を交えて語り合うコーナーが開かれ、エンジンからデザインまでそれぞれの開発陣がコーナーをもって、ユーザーからの素朴な疑問や専門的な質問などに応えていた。
デザインのコーナーでは、オーテックのデザイナーによるデザイン方法などが語られた。まずデザインを考えるとき、何万台も生産する量産車メーカーとは違い、オーテックでは2000人ぐらいを満足させることを想定しながら考えるという。
2000人であれば、量産車ではなかなか手が届かない部分や、より個性的な方向でデザインができるといい、ノーマル車では得られないユーザーの満足感を満たしてあげられるという。
また、デザインには使われるシーンがそれぞれ想定されていているそうで、例えば『エルグランドライダー』などでは、「前にノーマルのエルグランドが走っていたら、(片側2車線道路の場合)信号待ちなどで、わざわざ横に並んでその違いを見せつける」という「どうだ! オレのは普通のとは違うんだ!」といったシチュエーションなどが想像されながらデザインされているという。