警官が移動しようとした事故車が暴走

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2日深夜、福岡県北九州市門司区内の国道3号で、衝突事故を起こした軽乗用車を警察官が移動しようとしたところ、このクルマが突然暴走。約16m先の歩道にいた女性をはねるとともに、近くのフェンスに突っ込む事故が起きた。女性は全身打撲の重傷となっており、警察では車両の検証も進めている。

福岡県警・門司署によると、事故が起きたのは2日の午後10時50分ごろ。北九州市門司区黄金町付近の国道3号で、クルマ同士による衝突事故の処理をしていた同署・交通捜査係に所属する47歳の巡査部長が、一方の当事者が乗っていた軽乗用車を移動しようとエンジンを掛けたところ、このクルマが突然暴走した。

クルマは約16m先にいた22歳の女性をはねた後も前進を続け、近くの駐車場のフェンスに衝突してようやく停止した。はねられた女性はもう一方の当事者のクルマに同乗していて事故に遭い、その際の負傷は免れたが、この暴走で全身打撲の重傷を負い、近くの病院に収容されている。

警察では業務上過失傷害容疑で巡査部長から事情を聞いているが、調べに対しては「エンジンの回転数が突然上がった。ブレーキを踏んだがまったく効かなかった」などと話している。クルマはホンダ製で、トランスミッションはATだった。

《石田真一》

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