【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】モーターのみでの走行も可能

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】モーターのみでの走行も可能
  • 【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】モーターのみでの走行も可能
  • 【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】モーターのみでの走行も可能
  • 【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】モーターのみでの走行も可能
  • 【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】モーターのみでの走行も可能

三菱ふそうトラック・バスから『キャンターエコハイブリッド』が5日リリースされ、これで国内の商用車3メーカーからハイブリッドトラックが出そろった格好だ。しかもどのメーカーも小型トラックをベースにハイブリッドトラックとしている点に注目したい。

なぜ、小型トラックなのか? 高速巡航をメインとする大型車では現状のハイブリッドシステムではメリットを出しにくい。将来的には現状のハイブリッドとは違うコンセプトでの開発というのは考えられるとのことだが、その実用化はかなり先のことになりそうだ。

駆動レイアウトを見ると、メーカー3社3様の方式を採用している部分に注目。この点は商用車ならではの事情。たとえばコストや架装(トラックの場合、荷台は個々に用途に合わせて製作する)などが関係しているといっていい。ポイントになるのはもちろんエンジンとモーターの位置関係で、これにより、モーターの出力などが決まるだけでなく、制御の仕方も当然決まってくる。

キャンター エコ ハイブリッドが採用するのはパラレル式(乗用車はシリーズ/パラレル式が一般的)で、これはエンジンとモーターが直列に接近して並び、その両方で駆動するのが特徴。構造もシンプルでコストも抑えられるため、方式的にはじつは他2社とも同じである。

三菱ふそうのシステムの優位点は、“エンジン−クラッチ−モーター−駆動輪”としている点だ。他メーカーでは“エンジン−モーター−クラッチ−駆動輪”としているところもあるが、これだとエンジンとモーターを切り離すことができないため、モーターのみでの走行ができない。キャンターエコハイブリッドのようにエンジンとモーターとの間にクラッチが入っていれば、駆動の負荷に応じてモーターの動力だけで走行でき、ミキサー車などで動力を取り出すためのPTOの装着もモーター部から一枚挟み込むイメージでその追加が容易だ。

《近藤暁史》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集