タンクローリーに追突、大量のガソリンが漏れ出す

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24日朝、東京都足立区内の首都高速・中央環状線内回りで、普通トラックが大型タンクローリーに追突し、破損したタンクから大量のガソリンが漏れ出す事故が起きた。ガソリンは橋脚下まで漏れ出したが、幸いにも炎上には至らなかった。

警視庁・高速隊によると、事故が起きたのは24日の午前7時20分ごろ。足立区扇2丁目付近の首都高速・中央環状線内回りで、走行車線上に停車していた大型タンクローリーに対し、後ろから走ってきた普通トラックが追突。これによってタンクローリー車の最後部にある容量4000リットルのタンクが破損し、積荷のガソリンが周囲に漏れ出した。

漏れ出したガソリンは破損したタンク容量の90%以上にあたる約3800リットルに相当するとみられ、周囲に流れ出しただけではなく、一部は橋脚を伝って高速道路の下まで達した。

通報を受けて駆けつけた東京消防庁が泡消化剤を散布したり、吸着マットを使うなどして処理作業を行ったほか、現場から半径100mの範囲を「火災警戒区域」として、この範囲内にある住宅地にはガス台やストーブ、喫煙に至るまで火の使用を一時的に制限している。これらによって出火する事態は避けられた。

追突した普通トラックの運転者は警察の事情聴取に対し、「タンクローリーが走行車線上に停車していた」と証言。事故当時は渋滞が発生していなかったとみられることから、警察ではタンクローリーが停車していた理由についても調べを進めている。

《石田真一》

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