19日午前、群馬県片品村内の国道401号で、犬の散歩をしていた男性が後方から接近してきたクルマからエアガンの銃撃を受ける事件が起きた。警察では同村にスキーに訪れていた26歳の男を暴行容疑で逮捕している。
群馬県警・沼田署によると、事件が起きたのは19日の午前11時30分ごろ。片品村土出付近の国道401号で、犬の散歩をするために路肩を歩いていた43歳の男性に対し、後ろから接近してきた乗用車に乗った男がエアガンを発砲した。弾は男性の右足などに数発が命中したものの、男性にケガはなかった。
クルマは現場から逃走したが、男性がナンバープレートに記載された数字やクルマの特徴を覚えていたことなどから「同村やその周辺へスキーに訪れた人物である可能性が高い」と断定し、スキー場の駐車場などで車当たり捜査を開始。この結果、よく似たクルマを発見し、このクルマに乗っていた4人から任意で事情を聞いていたところ、26歳の男が発砲の事実を認めたため、暴行容疑で逮捕した。
男たちは東京都内に在住しており、スキー場に向かう途中で木などに向けて何回か発砲を行っていた。調べに対し、逮捕された男は「人を狙ったわけではない、犬に当てようと思った」などと供述。反省の情は見られないという。