三菱自動車工業の益子修社長は24日の新型軽自動車『i』の発表会見で、「世界に通用する性能、技術を実現した。軽自動車に革新をもたらすモデル」と述べ、同社の経営再建の加速に期待を表明した。
益子社長は1年前の「経営再生計画」発表の会見場に『アウトランダー』と『i』を展示したことに触れ、「あれは計画の初年度に何としても商品化するという、われわれの意思表示だった」と振り返った。
再生計画初年度の進捗状況については「国内は少し明るさが見えてきた。米国と豪州は若干(計画比比で)ビハインドだが、それ以外の地域でカバーできている」と説明した。
そのうえで「計画をキチンと達成して決算発表に臨みたい」と述べ、数値目標は概ね順調に推移している状況を示唆した。